進学で親元を離れる学生にとって、学生寮に入るか、それとも一人暮らしをするか悩んでいる方はいるのではないでしょうか。
ここでは、学生寮と学生マンションの違いをまとめました。
学生寮とは
学生寮とは、学校が運営管理をしている学生専用の寄宿舎です。一般の賃貸アパートに比べて賃料が安めに設定されており、保護者の収入審査などをクリアすれば入居することができます。
基本的に相部屋となっている他、食堂やお風呂、トイレなどの設備は共同です。
民間や企業が運営しているタイプの学生寮もありますが、学校管理の寮と分けるために、これらは「学生マンション」や「学生会館」などと呼ばれます。
学生寮では、寮母さんが毎日の食事を用意してくれます。自炊をしなくても良いため完全な一人暮らしよりも楽ではありますが、共同生活なので食事時間や入浴時間が決まっており、ルールや制限があるのが特徴です。
学生マンションとは
企業が運営している学生向けの賃貸マンションです。学生寮とは異なり、一般賃貸のように各個室で暮らします。トイレやお風呂も各部屋に備わっており、ベッドや机など、生活に必要な家具や家電一式も備え付けられていることが多いです。
食事サービス付きの学生マンションなら、共同のダイニングで食事が提供されます。部屋に簡単なキッチンは付いていても本格的に自炊をする必要はないので、学生寮と同じように家事面では楽と言えるでしょう。共同部分は食事の場のみなので、外出や門限などの制限はありません。
1人暮らしの自由度を味わいたいのであれば、学生マンションがおすすめです。
ただし、食事スペースを除けば一般的な賃貸マンションやアパートと同じ個室となるため、その分学生寮よりも賃料が高い傾向にあります。
合格発表前に予約できる物件もある
学生マンションの中には、合格発表が行われる前に部屋の仮押さえができる物件もあります。
合格発表後は、学校周辺のマンションやアパートは入学前の人との争奪戦になります。新生活シーズンは不動産の繁忙期でもあるため、入学が決まってから空室を探そうとしても、なかなか条件の良い物件は見つかりません。
学生マンションならすでに入居している学生の退去予定が明確に決まっているため、次の入居者として予約できます。
万が一不合格になってしまった場合もキャンセルできる学生マンションもあり、受験が決まった段階で予約できるのが魅力です。
